人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「ナマチュウひとつッ!」

またまた木曜日、釣りに行ってきました。
毎週の釣り疲れで日頃から「体が重い」とか「慢性的に眠い」
などの言葉が口癖のように出てしまいますが、
水曜日が来ると、頭も体もシャキ!っとするんですよね。
人の体は都合よく出来上がってます。

前回お伝えしたように、今回は5人の釣行。
本当はゆとりを持って2台で行こうか?
などと言った案もあったのですが、
何せガス代も馬鹿にならないこのご時世、
少しでも経費節減で・・
と言うことで、ぎゅうぎゅう詰めの車で、
高速代もお安い、深夜割引の時間に名古屋を出発。

めざすは最近調子の良い、北陸の河川へイワナ狙いに‥

もちろん本流タックルも、車に積み込んでのスタートでしたが、
実際に現地に着いてみると、思いのほか水が多い。

この前の雨が、引き切っていない状況でしたね‥
目指した渓流の方もやはり雪代が出ている・・

そんなわけで、急きょ普段は水が少ない、
下流域のエリアに移動。

僕的には里川って言うのは悪くなく、
人里離れた源流にない"風情"みたいなものが感じられるのですが、
最近は残念なことに、そんな情緒ある里川が、
この地方から姿を消しつつあります。
「ナマチュウひとつッ!」_e0136764_189864.jpg

川岸は無残にコンクリートで固められてしまって、
「意味があるのかな?」って思える堰堤の連続だったり‥
悲しいかな、今の里山&里川には矛盾がいっぱいです。

でもまあ、こんな天気の良い日中でも、
20~28ほどのアベレージサイズの多くのイワナが
ドライフライに出てくれました。
「ナマチュウひとつッ!」_e0136764_1893349.jpg

この季節ならではですよね。

このところ、シーズン中で渓流の釣り上がりをする機会が以前に比べると
随分と少なくなっています。
本流や、海でのFFのウェイトが、間違いなく増えてきているからです。
だから、感覚を取り戻すのに、少々時間がかかってしまうんですよね。
その分、考えられないようなトラブルも多く‥

だめですね~

今回も、30センチは優に超えているイワナをかけたのですが
あっさりと切られてしまいました‥悔し!
「ナマチュウひとつッ!」_e0136764_18101333.jpg

そうそう、話は変わりますが、僕はTMCの"ドライシェイク・スプレー"
をドライドレッシングの主力として使っているのですが、
最近匂いが良くなってません?
「シュッ!」とひと噴きした後にいい香りが漂うんですよ。

気のせいかな?

今までは、いかにも体に悪そうな匂いだったですから、
息止めて使っていたのですが、
体に悪いのは変わらないかもしれませんが、
あれはちょっと好印象でした‥
一度嗅いでみてください‥(笑)

そんなこんなで、お昼にはさっさとウェーダー脱いで、
ご飯屋さんに。

何せ暑い日でしたからみんなそろって

「生中ひとつッ!」
「ナマチュウひとつッ!」_e0136764_188951.jpg

昼のビールっておもいっきり効くんですよね。
最近ご無沙汰でしたし‥
‥で、その後は爆睡。

釣りに行ったんだか、昼寝に行ったんだかわからないような一日でした。

でも気持ち良かったですね~~~
# by watchett2 | 2008-05-23 18:20 | flyfishing

season・・

このところさすがに渓流のベストシーズンとあって、
毎日あちこちからいいニュースが入ってきます。

前回もちょっとふれましたが、
今年のこのあたりの渓流はとても状態が良く、
水生昆虫のハッチも、ここに来て近年稀に見る多さになっています。

スローなスタートだった、シーズン初めの時点では想像できないほど‥
魚のコンディションもやっぱりいい感じですしね。

これから初夏にかけて、いよいよ楽しみになってきます。

毎年、「今年は早い」とか「遅い」とか、
釣り人目線でなんだかんだと言いますが、
渓流が、特にドライフライが良くなる季節って結局毎年似通うんですね。

昔の渓流師は「渓流釣りが良くなるのは山吹の花が咲く頃…」
‥で、「毛バリが良くなるのはタニウツギが咲く頃」
なんてよく言ったものです。

お洒落ですねぇ~

確かにこのピンクの花が、川原で目立つ様になる頃、
やっぱり水生昆虫の羽化が多くなって来るんですね。

以前、農業が元気だった頃は、
シーズンごとに花を作業の目安にしていたようですが、
花の開花も日照時間と密接な関係があるわけですから
季節のタイミングを計る上で、
何よりも説得力のあるインディケーターになりますね。
season・・_e0136764_23183992.jpg

"タニウツギ"は開けた日当たりのいい渓流に多い落葉性の低木です。
このあたりの渓流でも良く見られ、
まさに今、5月中旬あたりが花の季節です。

先週も沢山咲いていましたね~

そして、こちらの白い花がプレーンな"ウツギ"
season・・_e0136764_23194963.jpg

東海北陸自道の清見IC付近から飛騨古川に抜ける

"卯の花街道"

高原川下流や宮川などを釣る時に大変便利ですから、
ご存知の方も多いと思いますが・・・

この"卯の花"というのがウツギの別名なんですね・・・

う~~ん、今回は釣りとあまり関係ない話でしたけど、
とにかく、今が渓流シーズン真っ盛り。

またまた今夜から、釣りに出かけてきます。

今回のメンバーは5人。

車はすし詰め状態・・・・

いい釣り出来たらまた報告します・・
# by watchett2 | 2008-05-21 23:32 | diary

幸せな一日・・

木曜日、またまたトライアスロン的な釣りに出かけました。

毎回、荷物の量が多く車に積みきれないので
"タックルはなるべくシンプルに準備する"
と言うのが、暗黙の約束事になっているのです。

本流"スカジット用"で13'6"#7と、本流のドライフライ用の9'#4、
渓流用で7'10"#2の3セット、そしてベストは2着などなど・・

絞り込んでいるといっても僕ひとり分だけでも相当多いのに、今回はそれが4人分。
車のカーゴスペースは、ルームミラーが機能しないほど満載です。

車一杯に荷物と人間を積み込んで、早朝名古屋を出発。
取りあえず目指すはいつもの本流へ。

すでに明るくなった時刻に到着すると、川は渇水気味でした。
二人ずつに分かれ、僕とFさんはいつもよりも上流のポイントに入ることに・・

このところ4週続けて同じ方面を訪れているのですが、
山の緑が週ごとに深くなってます。
朝の冷たい空気が気持ちいい季節ですね~

本流のFFで、渇水気味は好条件とは思えなく
「チョッとやってみて×ならすぐに移動しよう」
などと言いながら、"スカジットヘッド"にT-14の7’をセット、
ラインの沈み加減をチェックしながら、プールの頭の瀬からスタートしました。

初めからあきらめモードの時、釣りはたいてい良くないのですが、
今回は予想が大きく外れ、数投目で流れているラインが止まるストライク!
派手なジャンプを見せたメスのレインボーは46センチ。
・・・これで一安心です。
幸せな一日・・_e0136764_1374325.jpg

Fさんと交代し、僕はこれまで実績のなかった、下流の小さなランに移動することにしました。

全体的に浅いプールの流れ込み付近、
水流によって出来たスリットのような川底を見つけ、
そこを重点的に流す作戦に。
スカジットシステムの真骨頂といったシチュエーションです。
丹念に探っていると突然、ドスッ!と重みのあるコンタクト!
今までのサイズを上回る魚だと・・思った瞬間、赤い魚体が水面を割りました。

ついに!遂に!!このサイズが来た・・

100メートルほど上流にいるFさんを振り返ると、彼、根掛りで悪戦苦闘中。

「う~~んファイトシーン写真に撮ってほしかったな・・・」

などと思いながらファイトを続けました。
ティペットは0Xでしたが慎重に、十分に時間をかけてランディングすると

鮮やかなレッドバンドの62cm。
幸せな一日・・_e0136764_1383279.jpg

うれしかった~~

・・で、「ニコパチ」撮ってもらおうと彼の方を見ると、まだ根掛りしている・・

~まったくなにやってんだろう?~

長いファイトで、疲れ果てていた魚の写真を急いで撮って流れに返し、
もう一度彼の方を見ると、今度は水辺でなにやらしゃがみこんでいる・・
「エッ!まさか・・・!?」
ただならぬ気配を感じて彼の元へ急ぐと・・

Fさんボーゼンとしていました。

彼の目前で水辺に横たわるそれを見て、僕も絶句してしまいました。

「なっなにこれっ!!」

ななっなんと!それはオスのレインボー。
顔つきまで変わってる70センチアップ・・・

すごいっ! 猛獣みたいな、こんな魚・・見たこと無い・・・
幸せな一日・・_e0136764_1391781.jpg

「Fチャンこれ釣ったらいけない魚なんじゃないの?」

半分冗談で言うと

「うん・・・」

と、ひと言返って来た。

追い討ちかけて、

「祟られるんじゃない!」

などと、適当なことを言うと、彼、即座にリリースしました(笑)

いや~凄かったです~~ビックリですね~

中部山岳の河川、まだまだ素晴らしいです・・・・

それからは二人とも余裕しゃくしゃく・・
ゆっくりぐっすりと昼寝も出来ました。
幸せな一日・・_e0136764_139412.jpg

今回の夕方は九頭竜川本流でイブニングをすることに。

このところのハードな釣りが祟ってか?なんだか体がぐったりして来たので、
釣り歩くのはやめて、駐車スペースのすぐ下、
見るからにいい流れのプールで、ライズを待つことにしました。

大きな岩の上で横になっていると
上空には、おびただしい数のモンカゲスピナーが飛び交っている。
夕暮れが迫ると、ヒゲナガの乱舞も始まりました。

生命感いっぱいでいいですね・・

この2年ほど、この地方の河川はひどい増水が無く、
今年はどこの川も水生昆虫が多いですね。

最近、夕方はまったく目が見えないので、
最初から#10ほどの真っ白なカディスを結んでいます。

そんなフライが見えなくなりそうな時間帯、
対岸の岩スレスレを流すと、フライが静かに消えました。
#2のロッドを何度も絞り込んだ35センチのイワナ
ハードな一日のフィナーレを飾ってくれました。
幸せな一日・・_e0136764_140628.jpg

う~~ん。充実した一日。

幸せでしたね~~
# by watchett2 | 2008-05-17 02:06 | flyfishing


フライフィッシング中心の生活に写真、犬のことなどさまざまな日々を。。。


by watchett2

記事ランキング

カテゴリ

スクールのご案内
イベントのご案内
flyfishing
photo
diary
Watchett

以前の記事

2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2020年 10月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2018年 12月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31