出世魚・・
このところの休みはキノコ採りやらで、
まとも(?)な釣りに出掛けていませんでしたが、
そろそろ紀東のメッキもよさそうだし、
あちこちの河口でいい状態が続いているシーバスも気になる‥
さて、今週の休みはどこに行こうか?
‥などと思案しているところに
伊勢在住のNさんから電話がありました。
電話の向こうのNさんは、相変わらず威勢のいい口調で、
「アブコ調子いいっすよ~~!アブコッ!!」
「いい人は朝だけで7~8本釣ってまっせ~~!!」
行き先を迷っている時に、願ってもない情報‥・
実はここ数年、仲間ウチでサーフのフライフィッシングを開拓しようと、
あれこれ情報を集めているんです。
堤防や河口などのフライフィッシングは、ある程度確立されつつありますが
この地方のサーフはまだまだ未開な部分が多く、
計り知れない魅力を感じるのです。
何せフィールドが広大ですし、釣りそのものもオトコらしい‥
そんなサーフでの対象魚と言うと、
場所や季節によってそれこそ可能性は限りありませんが、
今のところ僕の中で、A級ターゲットとなっているのは、
今回彼が伝えてくれた"アブコ"なんです。
"アブコ"はあの高級魚"ブリ"の幼魚。
温帯性の広域回遊魚"ブリ"は、成長に伴って呼び名が変わる"出世魚"の代表格。
古くから日本人にとって馴染み深い魚種です。
他の出世魚同様、その地方によってそれぞれの名に若干の違いがあり‥
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ。
これが関西だと、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ。
で、この地方はアブコ→イナダ→ワラサ→ブリ‥となるんです。
出世魚の名前は、サイズによって分けられていますから、
釣り師の間では極めてストリクトなところ‥(笑)
彼の釣ったのは45センチほどといいますから、
"イナダ"と呼んでも問題ないんじゃないの?とも思うのですが、
そこをあえて"アブコ"と言ったところに彼の"粋"を感じつつ‥
「え~~~っ!どこどこどこ!?」
電話でしたから見えませんが、嫌な顔一つせずに詳しく教えてくれて、
さらには丁寧なマップを添付したメールまで送ってくれました。
木曜の天候は、急に活性づいた前線の影響で崩れ気味。
「南東の風5m」などと消極的になりそうな予報も出てましたが、
それでも一刻も早くその教えてもらったポイントを見てみたく、
無理やり4人のメンバーを道連れに決行しました。
まだ暗いうちに現地に到着すると、
いきなり諦めたくなるような強烈な向かい風が吹いていて、
やはり沖合いは白く波立ってました。
それにもめげずタックルをセットし、チェストハイを履いて波打ち際に立つと、
自ずとボルテージが上がってきます。
しばらくブラインドで風に向かってキャストを繰り返していると、
そのうち上空で海鳥があわただしく旋回し始めます。
すると、突然50メートルほどの沖合で凄い勢いで水しぶきが‥
その後も何度か水面がざわめきますが、なかなか届く範囲には入りません。
最大のチャンスに一度だけ手元にショックが伝わりましたが、
それもフッキングには至らず…
隣のルアーマンが投げる、ジグの飛距離を横目で見ると、
僕たちがやっている釣りは「なんて自虐的なんだろう」とも思えましたが、
そこもSWフライフィッシングの楽しみの一つなんだと思い直し、
一日がんばりましたが~~
う~~ん‥やっぱり難しい…
もっともその日は周りの地元ルアーマンも結果が出ていなかったようですから、
まぁ、悪条件っていうことで‥
しかし、何度となく起こる激しいボイルを見せつけられ、
次こそは"飛び級出世"で"ワラサ"クラスを!(笑)
などと限りない夢が膨らみだした今日この頃なんです。
まとも(?)な釣りに出掛けていませんでしたが、
そろそろ紀東のメッキもよさそうだし、
あちこちの河口でいい状態が続いているシーバスも気になる‥
さて、今週の休みはどこに行こうか?
‥などと思案しているところに
伊勢在住のNさんから電話がありました。
電話の向こうのNさんは、相変わらず威勢のいい口調で、
「アブコ調子いいっすよ~~!アブコッ!!」
「いい人は朝だけで7~8本釣ってまっせ~~!!」
行き先を迷っている時に、願ってもない情報‥・
実はここ数年、仲間ウチでサーフのフライフィッシングを開拓しようと、
あれこれ情報を集めているんです。
堤防や河口などのフライフィッシングは、ある程度確立されつつありますが
この地方のサーフはまだまだ未開な部分が多く、
計り知れない魅力を感じるのです。
何せフィールドが広大ですし、釣りそのものもオトコらしい‥
そんなサーフでの対象魚と言うと、
場所や季節によってそれこそ可能性は限りありませんが、
今のところ僕の中で、A級ターゲットとなっているのは、
今回彼が伝えてくれた"アブコ"なんです。
"アブコ"はあの高級魚"ブリ"の幼魚。
温帯性の広域回遊魚"ブリ"は、成長に伴って呼び名が変わる"出世魚"の代表格。
古くから日本人にとって馴染み深い魚種です。
他の出世魚同様、その地方によってそれぞれの名に若干の違いがあり‥
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ。
これが関西だと、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ。
で、この地方はアブコ→イナダ→ワラサ→ブリ‥となるんです。
出世魚の名前は、サイズによって分けられていますから、
釣り師の間では極めてストリクトなところ‥(笑)
彼の釣ったのは45センチほどといいますから、
"イナダ"と呼んでも問題ないんじゃないの?とも思うのですが、
そこをあえて"アブコ"と言ったところに彼の"粋"を感じつつ‥
「え~~~っ!どこどこどこ!?」
電話でしたから見えませんが、嫌な顔一つせずに詳しく教えてくれて、
さらには丁寧なマップを添付したメールまで送ってくれました。
木曜の天候は、急に活性づいた前線の影響で崩れ気味。
「南東の風5m」などと消極的になりそうな予報も出てましたが、
それでも一刻も早くその教えてもらったポイントを見てみたく、
無理やり4人のメンバーを道連れに決行しました。
まだ暗いうちに現地に到着すると、
いきなり諦めたくなるような強烈な向かい風が吹いていて、
やはり沖合いは白く波立ってました。
それにもめげずタックルをセットし、チェストハイを履いて波打ち際に立つと、
自ずとボルテージが上がってきます。
しばらくブラインドで風に向かってキャストを繰り返していると、
そのうち上空で海鳥があわただしく旋回し始めます。
すると、突然50メートルほどの沖合で凄い勢いで水しぶきが‥
その後も何度か水面がざわめきますが、なかなか届く範囲には入りません。
最大のチャンスに一度だけ手元にショックが伝わりましたが、
それもフッキングには至らず…
隣のルアーマンが投げる、ジグの飛距離を横目で見ると、
僕たちがやっている釣りは「なんて自虐的なんだろう」とも思えましたが、
そこもSWフライフィッシングの楽しみの一つなんだと思い直し、
一日がんばりましたが~~
う~~ん‥やっぱり難しい…
もっともその日は周りの地元ルアーマンも結果が出ていなかったようですから、
まぁ、悪条件っていうことで‥
しかし、何度となく起こる激しいボイルを見せつけられ、
次こそは"飛び級出世"で"ワラサ"クラスを!(笑)
などと限りない夢が膨らみだした今日この頃なんです。
by watchett2
| 2008-10-25 01:45
| flyfishing