雨の北海道へ小旅行‥
梅雨明けしたかと思ったらいきなり真夏日。
このところ多発する台風の影響でしょうか?湿度も異様に高くてさらに暑さがこたえます。
そんな先週は5日間ほど北海道に行ってまいりました。
今回は僕の釣りの師である京都のKさんのお供です。
只者でない釣師のKさん。彼をも虜にしていると言うその川の話は以前から聞いていましたが、
実際に行くことが決まってから具体的な情報をあらためて集め始めると・・
とんでもない話ばかりがゾクゾクと!!
聞いているだけでワクワクでしたね~
とくに「特大サイズのドライフライで大型のレインボーを狙う」というところに惹かれ、
そこのところを充実すべく、出来る限りの時間を注いたのです。
・・と言うわけで「ドライフライで50upのレインボーを釣る」と言うのがこの遠征の目標だったんです。
関空からのKさんよりも3時間早く旭川空港に到着した僕は、
今回ご案内いただく手筈になっていた"Kanehiraさん"の車に乗せていただき一足先にポイントへ‥
下見がてら、いくつかのポイントを見ましたが、どこも素晴らしい見事なほどの流れ。
今回、ここでの釣りで僕が選んだのは"SAGE390-4ONE"
と言うロッド。
と言うロッド。
長良川、高原川、北陸の大型河川でもっとも信頼をおいているSAGEの名竿中の名竿です。
中流域でのドライフライの釣りにおいて「このロッドに勝るロッドは見つからない」
と断言しても過言ではないほどのキャスタビリティ―とラインコントロール性能を備えているんです。
何処からでも大型レインボーが出て来そうな、
期待度満点の流れにドライフライをドリフトしているだけでも鼓動が高まる渓相で、
取りあえず40センチにちょっと足らないサイズのレインボーがバッタを模したドライフライをくわえてくれて、
下見の初日は終了。
本格的な釣りがスタートする翌日からに備えます・・
ところが、その日の夜から土砂降りに・・
北海道上空に梅雨前線が停滞し、来る日もまた来る日も雨ばっかり・・
少し晴れてきたかと思うとまたすぐに雨。
主要河川はどこも濁流と化します。昨年の東北遠征に続いてまたしても‥って感じです。
それでもKanehiraさんは長年蓄積した限りないオプションを総動員してくれて、
何とか釣りになりそうな河川を案内してくれます。
中にはいかにも羆のテリトリーの原生の山中だったり‥実際に子熊がすぐ近くに出てきたり・・
さすが北海道!と思わせる魚の美しさと、魚影の濃さにあらためて感動させられながら毎日を楽しみましたが、
やっぱり目的の釣りが出来ないことが、何とも残念でなりません。
そんな最終日の朝。
Kanehiraさんが僕の顔を見るなり「すこ~し川が落ち着いたからひょっとしたらチャンスがあるかも!」
その言葉通り、それまでの濃い目のカフェラテの様な水色が抹茶ラテ程に・・
既に帰り支度を済ませたK師匠と、なんと言ってもドライフライのドリフトには人一倍厳しいKanehiraさんの見守る中、
ひとりポイントに降り立ちます・・緊張が緊張を呼びますね~
激流が少しおさまる流れの筋にしばらく意識を集中させると波間に生命反応が!
巨大な、ずっと使いたかった今回の主役フライを3Xのティペットにセットします。
3投目。それまでよりも上流から、長めにドリフトさせたフライに突然水しぶきが上がります!
やっとこの瞬間に出会えました!!
激流の流れに乗って下流に走ると、次は川底にへばり着く、そんなファイトをいなしながら、
50m以上下流のヒラキまで何とか誘導させてランディング!!
見事なメスのレインボー50㎝UP。良かった~~最後の最後で目的達成です。
「心残りがある釣旅ほど楽しい」と以前先人から聞かされましたが、今回はまさにそんな感じです。
今から次回を楽しみに思いつつ‥
なによりもK師匠、Kanehiraさんお疲れ様、そしてありがとうございました!!
by watchett2
| 2015-07-27 20:27
| flyfishing